出来高と株価の関係を理解して株の失敗を避よう。

株で失敗しないためにも出来高と株価の関係を理解する

テクニカル分析は株価そのものの分析と、その他の市場分析に分けることができるが、その他の市場分析のなかには『出来高分析』、『信用取引分析』、『騰落分析』などが含まれる。分析手法としては株価分析のほうが種類も豊富で論理的にも充実している。

すなわち、株価分析がテクニカル分析の中心に位置していると考えられ、出来高分析はその周辺に位置すると考えられる。しかし、出来高分析は、株価分析がアプローチできない領域をカバーし、分析の精度を高めようとする点で重要である。

株価分析とのその他の市場分析との違いは、分析対象が株価そのものであるかそれ以外の市場関連の数値化によるものであり、信用取引分析や騰落分析などは株価分析と全く別次元のデータや指標を分析していることになる。

出来高分析も同様で、出来高と分析対象としているのが、一方で出来高と株価を融合させて指標を作るなど、株価ないし株価指標と合成することが可能であることが、出来高分析の大きな特徴である。出来高単一の指標だけでなく、株価と組み合わせることにより株価分析の精度を高めようということである。

このように、出来高分析には株価分析の精度を上げる効果があるが、株価分析と同様にもちろんダマシもある。それは出来高と株価を組み合わせても変わらない。重要なことは、出来高指標を使っていい時といけない時、使わなければならない時を理解したうえで、出来高単独、出来高と株価を組み合わせた指標を利用することである。

出来高が株価に先行する場合とそうない場合

出来高は、下記のとおり、株価に先行するパターン、同時並行するパターン、遅行するパターンの3つがある。

①先行するパターン

株価が長期間にわたり下落したあと、上昇に転じる局面では直前に出来高が増加する。株価と出来高を組み合わせた指標はそのような場合、かなり前から指標がボトムアウトすることがある。
上昇トレンドのなかで株価が上昇すれば、出来高は減少する。上昇トレンドの高値圏で株価は前回の高値を抜けたが、出来高は前回の高値時の水準を超えずに減少したとすれば、株価は反落することが多い。

②同時並行するパターン

チャートパターンのブレイク時に出来高と株価は同時並行する。トライアングルを形成している時は出来高は徐々に減少する。しかし、トライアングルをブレイクする時、出来高は増加する。そのブレイクが本物であれば必ず出来高の増加を伴う。同時並行するケースでは、チャートパターンの確認指標として出来高を見るのである。

③遅行するケース

株価が上昇したがゆえに出来高が増えだす。株価が上昇し供給も増加してくるのである。反対に、株価が下落したがゆえに出来高が減少する。コスト割れになったので売りたい人が減った為である。

以上のように、株価と出来高の関係は様々である。それゆえ、なおのこと株価の局面と出来高の関係を理解することが、株で損失を出さないためにも必要なのである。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください