出来高の仕組みを理解して株価を先読み

出来高とは

出来高(売買高)とは市場で売買が成立した株式数株式数を数値なので、市場が活況になればなるほど、出来高が増えることになります。よって、出来高は市場そのものや、個別の銘柄の人気を図るのバロメーターと受け止めておけば良いでしょう。

一般的には、出来高が増えれば株価が上昇し、売買高が減れば株価が下落します。熟練の個人投資家はこの出来高と株価の関係を参考にして銘柄選定している人も少なくありません。

出来高が増減する理由は

出来高が増加する理由は様々ですが、新製品や新サービスの展開、増資、証券会社等の格付けアップ、株式新聞や雑誌やネットでの推奨、新高値、ファンドの採用、トレンドやチャートの形態などいろいろあります。

逆に出来高が減少する理由として挙げられるのは、材料出尽くし、業績悪化、買い意欲減退の地合、安値更新などになります。しかし業績悪化や安値更新などで買い支えていたラインを割った場合、一時的に大きく出来高が増えるときがあります。

知りたいのはどのような出来高の増減が、株価の先読みに利用できるのかということです。

出来高のパターン

パターン1

最初に一番大きな出来高の波が来て、株価を持ち上げたあと、第2弾のやや少ない出来高の波が来ても、株価はさらに上げる。さらに少ない出来高の波で相場は上げて終了する。

 

パターン2

出来高を増やしつつ株高の波をひとつ、2つとつくり、出来高が猛烈に膨らんで、大きく上げて、相場を終了させてしまう。

 

パターン3

株価が急に下げていった後、底辺りで出来高が急増し、やがて株価は反発するものの、しばらく調整する。調整を終えた株価は出来高をともなって上げていく。

 

パターン4

株価が下げていく過程で、出来高が増えて戻るが、また下落を始め、底値で出来高が増えて反発を開始する。反発の力も限度があり、ここで調整し、やがて出来高が急増することで、底を確認し、以後上げていく。

 

パターン5

出来高を増やしつつ上げていった株価は、さらに出来高が増えるにもかかわらず、株価は上げず、やがて「だんご天井」状態で相場を終える。

パターン6

逆三尊の底で、一番底より二番底の方が出来高が増え、さらに三番底で出来高が増え、株価は抵抗線を超えて、さらに増えて株価を上げいく。

 

パターン7

相場が閑散としながらも、均衡を保っていた株価が、悪材料で暴落し、大きな出来高ができる。いったんは戻り歩調となるが、出来高は次第に減り、さらに上げる力がなく、さらに安値を探る動きのまま出来高は細っていく。

 

パターン8

非常に恐い形であるが、株価は下げトレンドで、節目節目に出来高が増えるが下落基調は変わらず、買い方が総崩れしていく泥沼下降トレンド。

上げる場合も下げる場合も、出来高が増えてくると要注意。出来高が増えてこそ大きな相場に育つのであり、出来高減少の状態では大きな上げは期待できない。

まとめ

このように、出来高の分析は決して難しいものではありません。出来高を理解し、出来高と株価の動きにどのような関連性があるのかを知ることで、より洗練されたトレードを行えることになりますし、株での失敗や損失を防ぐ一手になります。

闇雲にトレードするのではなく、出来高のパターンを理解し、株価の先行きを読んで見てください。

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