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それは大きな勘違い!PERの活用の仕方!!

銘柄選びの際に「高PER=割高だからNG!!」と考えていると、有望株を見落とすことになります。逆に、「低PER=割安だから狙い目!!」と勘違いしているとと業績悪化の銘柄をつかんでしまうリスクがあることを知っておきましょう。

高PER=割高だからNGは間違い

株価を1株当たりの利益で割って求めるPER(株価収益率)は、株価の割安度を判断するために投資家が活用する重要な指標です。ご存知かもしれせんが、PERが高いと割高で、低ければ割安という見方が基本です。

日経平均が最高値の3万8915円を記録した1990年前後のバブル期には、予想PERが50倍~80倍というのがよく見られ、100倍を超える銘柄も少なくなかったそうです。現在の10倍台で推移している日経平均の水準からすると異常な高PERですが、長い歳月をかけて水準訂正する形で是正されていきました。

何か良い成長株はないかな?と銘柄探しをしていると、“好業績銘柄の中から選びたいけど割高な銘柄は敬遠したい”と考える人は少なくないと思います。その際に、どのあたりの倍率を割高・割安の分かれ目と判断しているのでしょうか?実際のところ、セクターによっても平均PERは違いますしコレに答えはありません。

肝心なのは、PERが割高な株を除外してしまうということは、成長株を除外してしまうのと同義でもあるということです。

割高(高PER)の銘柄が正当化される理由

例えば老舗百貨店であるA社とB社、2010年に起業したネット通販会社のC社があるとして、C社の予想PERは39倍。A社は9倍、B社は26倍よりも高い。PERでみるとC社に比べてA社とB社は割安です。ただ、それだけでC社は割高だからと敬遠してしまうのはあまりに安直すぐますし、判断が不十分です。その理屈を下記で述べます。

上記の図がC社の業績推移とします。直近(16年以降)では平均5割前後の増益ペースを維持しており、高成長企業であることがわかります。このペースで来年もあるいはその次の年も成長が続いたら、予想PERはどのように変化していくでしょうか?

発行済株式数を一定として、簡単なシュミレーションをしたものが上記右側の予想PER値になります。20年3月期がもし50%増益なら、1株利益は1.5倍に増えるため、PERは3分の2の26倍に低下します。翌々期も50%増を達成する前提であるなら、PER17倍に低下する算段になります。高PER=割高という前提を優先して銘柄選別すると、小売り3社の中でもっとも成長力のあるC社を一番最初に外してしまうことになるわけです。

PERが39倍で高いというのは、5年後も10年後もずっと利益が一定、1株利益が同じという前提で考えたケースになります。利益は増減するのですから、業績拡大が中長期にわたって続く成長株を発掘したいのであれば、むしろお宝は高PERの銘柄群の方に埋もれているという理屈になります。

では、対象銘柄を成長株(割高株)から割安株に変えて考えてみましょう。割安水準を仮に10倍として、10倍以下の低PERの銘柄群からPERの低い銘柄を優先して選んでいくと、今度は利益悪化の可能性がある銘柄をつかんでしまいます。

D社のPERが10倍だったとして、D社が期中に業績見通しを10億円から5億円に下方修正すると1株利益は半分になるため、株価が一定ならPERが10倍になる水準まで株価の下落が続くのは当然のことで、株価を買っていたら含み損を抱える結果となります。これが「低PER=割安」の勘違いに騙される最たるパターンではないでしょうか。

このように、PERの本質的な部分を理解していないと、割高だと思って高成長株を逃してしまったり、業績悪化の懸念を抱える銘柄を割安株と思ってつかんでしまいます。

配当も同じように考える

これと同じ理屈が配当利回りについても当てはまります。配当利回りは予想配当÷株価で求めますが、配当も一定でありつづける保証はどこにもありません。配当利回りが1%程度と低くても、増配すれば2%に上がるかもしれません。逆に、「4%だから配当妙味がある」と判断しても、減配、無配になれば意味がありません。

高利回りでも株価が下がっていれば、「業績悪化懸念→減配」というシナリオを考えておく必要があります。逆に低利回りなら、「株高の理由分析→業績拡大→増配」の可能性を念頭に置いておくのが良いでしょう。

 

配当性向は税引き後利益のうち株主に配分する割合を指す。ありていに言えば、もうけのわけ前。わけ前の増加は株主にとって都合の良い材料なので、株価は上がる。株価が上がるのでPERは高くなる。逆に、分母である配当利回りが低いとPERは高くなる。

PERと配当利回りの意味

PERが高い

 

悪い要因
・株価が割高な水準にまで買われている可能性がある
・配当利回りが低下している可能性があるい

 

良い要因
・高い利益成長を織り込んでいる可能性がある
・企業が配当に回す割合を増やそうと考えいる可能性がある

PERが低い

 

悪い要因
・減益の可能性が高まっている
・起業が配当に回す割合を減らそうとしている可能性がある

 

良い要因
・株価が割安な水準にまで下落している可能性がある
・配当利回りが高くなっている可能性がある

配当利回りが高い

 

悪い原因
・減配する可能性がある
・なんらかの悪材料を懸念して株価が下落している

 

良い原因
・株価が割安になっている
・配当が多い

配当利回りが低い

 

悪い原因
・配当が少ない
・株価が割高になっている

 

良い原因
・増配する可能性がある
・なんらかの好材料を期待して株価が上昇している

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