⇒⇒⇒注目の銘柄情報を入手

フォーメーション分析を熟知してチャートパターンを読む!

株価が上昇・下降の継続的なトレンドを形成した後の動きは2パターンに分けられる。1つは、ボトムやトップに現れる反転パターンとなる「リバーサルフォーメーション」。もう1つは、トレンドの中段持ち合いに現れる「コンティニュエーションフォーメーション(保ち合い)」です。

リバーサルフォーメーション

リバーサルフォーメーションは5つに分類されており、ヘッドアンドショルダーズ(トリプルフォーメーション、三尊)、ダブルフォーメーション、ソーサーフォーメーション、ラインフォーメーション、スパイクフォーメーションが存在する。

ヘッドアンドショルダーズフォーメーション

ヘッドアンドショルダーズボトム(逆三尊)

上記の図は、下降トレンドが継続されているときに出現するヘッドアンドショルダーズボトム(逆三尊)のチャート。下落するトレンドがA点でボトムをつけて反転し、下降レジスタンスライン(上値抵抗線)のB点まで上昇。

次にB点から再び下降に転じて、前回安値のA点を下回り下降レジスタンスライン(1)に対して並行な下降チャネルライン(2)のボトムに向かって下落。ところが、この安値に到達する前に反発して、下降レジスタンスライン(1)を上抜けてD点まで上昇している。

この下降レジスタンスラインを突破したことで、トレンド転換の可能性が出てきますが、B点と同じ水準であるD点で上値がおさえられて、再び下値を試す展開となりE点まで下落。この段階で考えられるのは次の3つのパターンです。

①C点を再び下回って安値を更新する。

②C点と並んだ安値をつけてダブルボトムを形成する。

③下降レジスタンスライン(1)を下回らずに安値がA点と同じ価格レベルに止まるか、まだ判別がつかない。

③のパターンのように、A点と同じレベルの価格で止まって反発に転じ、B点とD点を結ぶ「ネックライン」をブレイクアップ(上抜け)してF点まで上昇すると、ヘッドアンドショルダーズボトム(逆三尊)のフォーメーションが完成することになります。

それから、このF点からネックラインとなるG点までの下落は「リターンムーブ」という揺り戻しの動きが生じて、そこから反発して上昇していくというパターンになる。

ヘッドアンドショルダーズトップ(三尊天井)

次に、ヘッドアンドショルダーズトップ(三尊天井)です。これは上述したヘッドアンドショルダーズボトム(逆三尊)の逆になります。

継続してきた上昇トレンドがA点で最初の高値をつけ、B点まで下落します。そして、反発してC点に向かって上昇しA点の高値を更新しますが、(1)の上昇トレンド(下値支持線)に対する並行チャネルライン(2)に届かず反落に転じて、(1)の上昇トレンドラインを下抜けてD点まで落下します(このD点の安値は、B点と同じ水準の場合か、やや上回った水準にあることが多い)。

D点からE点までの戻りも、A点とほぼ同じ水準に止まり(A点よりやや低いのが理想)、上昇サポートライン(1)を上回らず、B点とD点を結ぶネックラインを割れ込みF点まで下落すると、ヘッドアンドショルダーズトップが完成となります。

F点からG点までの「リターンムーブ」もB点とD点を結ぶネックラインを突破できず反落して、F点を下回った段階でフォーメーションが完結します。

出来高の相関

この2つのフォーメーションは、上下の対称で非常によく似ていますが出来高の特性が異なります。また、出来高はトレンド転換の確認指標として大きな意味を持ちます。

ヘッドアンドショルダーズボトムの出来高推移

ヘッドアンドショルダーズボトムフォーメーションは、A点で出来高が増加しますが、C点、E点ではさほど増加せず、B点とD点を結ぶ「ネックライン」を上回ってF点まで上昇する段階で急増します。

ヘッドアンドショルダーズトップの出来高推移

反対にヘッドアンドショルダーズトップ・フォーメーションはA点で最も多く、C点、E点それぞれの高値では減少傾向をたどり、B点とD点を結ぶ「ネックライン」を割れ込んでF点まで下落する段階で増加するが、A点の出来高を上回ることはありません。

つまり、ヘッドアンドショルダーズボトムフォーメーションではフォーメーションの後半に出来高が増加するのに対して、ヘッドアンドショルダーズトップフォーメーションでは、前半で出来高のピークを形成することが多いです。

リターンムーブの特性

もう一点、重要なポイントを追加しておくと、ヘッドアンドショルダーズボトムとトップのフォーメーションが、「ネックライン」をブレイクしてフォーメーションの完成後、「リターンムーブ」と思われた一時的な反転が大幅な出来高を伴って「ネックライン」を再度ブレイクすると、それまでの流れが180度逆転してフォーメーションが始まる以前のトレンドに逆戻りすることがあります。

これをボトムフォーメーションでは「完成し損じたヘッドアンドショルダーズボトム」、トップショーメーションでは「完成し損じたヘッドアンドショルダーズボトム」、トップフォーメーションでは「完成し損じたヘッドアンドショルダーズトップ」といいます。

ダブルフォーメーション

ダブルボトム

ダブルフォーメーションは、ヘッドアンドショルダーズ(トリプル)フォーメーションに比べると発生する頻度は高いため、典型的なボトムやトップ形成のフォーメーションといえます。

上の図は、ダブルボトムチャートの形です。長期的な下降トレンドが続いてチャネルライン(2)にA点が到達してボトムを形成すると上値抵抗線となる下降トレンドライン(1)のB点まで反発する。しかし、チャネルラインを突破できずに、再び下げに転じてC点まで下落します。

C点は、A点とほぼ同じ水準にありますが、A点を下回ることはありません(C点はA点と同じか、それともA点の上3%程度で止まることが多い)。そして、C点でボトムをつけた後、B点から水平に引かれたネックラインをブレイクしてD点に到達した段階でパターンは完成します。

出来高は、ヘッドアンドショルダーズボトムと同様にネックラインを上回る段階で増加します。D点からE点に向けた下落は「リターンムーブ」と呼ばれる反動安になるりますが、ネックラインが抵抗線となって再び反発に転じ、F点に向けて上昇していきます。

ダブルボトム形成後の価格予測は、ボトムのC点からネックラインまでの値幅を、ネックラインから上に加算した水準が最低目標価格となります。一般的にはA点からB点までの上昇幅の倍上げというふうに計算されます。

ダブルトップ

上の図が、ダブルトップのチャートになります。ダブルトップは、ダブルボトムをそのまま裏返した形と同じになります。長期的に上げ続けてきた上昇トレンドが、A点で高値をつけて反落し、B点の安値をつけますが、上昇トレンド(1)は下回りません。そして、B点から再び上昇するものの、A点を上回れずに反落しネックラインを下回ったところでダブルトップフォーメーションが完成します。

出来高の推移は、ヘッドアンドショルダーズ同様にフォーメーション形成前半に多く見られ、2度目の高値付近では増加しません。しかし、実例を探してみると後半に出来高が増加しているケースも数多く見られるため、これに関しては柔軟な解釈が必要となります。

ソーサーフォーメーション

ソーサーフォーメーションはラウンディングターンとも呼ばれ、ボトムとトップの2つがあります。このうちボトムフォーメーションは「鍋底」とも呼ばれ広く知られています。

ソーサーボトム

上図がソーサーボトムのチャート。緩やかな下げをたどる中、目立った反発もなく横ばいトレンドに転じて日柄調整が続くきます。しかし、長い底練りのあと、次第に下値を切り上げていき、やがて出来高の増加を伴う明らかな上昇をいったん見せ、その上昇が一服するとプラットホームAを形成して保ち合いの展開になります。

ソーサーボトムフォーメーションの完成は、このプラットホームの高値を上回った段階と認識されています。ただ、このフォーメーションは明確なトレンドのボトムとトップやネックラインなど、わかりやすいシングナルが見えにくいところが難点となります。

ソーサートップ

上図はソーサートップのチャートになります。ソーサーボトムのチャートと正反対になりますが、出来高の推移が異なります。株価が上昇中には出来高が増加傾向を示すものの、横ばいトレンドに入ると次第に減少傾向に転じます。

そして、高値での横ばい局面では出来高の変化があまり見られませんが、高値保ち合いのバランスが崩れた途端に出来高が増加します。その後、下げ止まりから保ち合い入ってプラットホームAを形成すると、再び減少しますがプラットホームをブレイクダウンした段階でまた増加傾向に転じます。

一見すると株価の推移は全くの裏返しにも見えますが、出来高の傾向はまるで異なります。ボトムフォーメーションは、たくさんのチャートのサンプルを提供してくれますが、トップフォーメーションはかなり少ないと言えます。

ラインフォーメーション

ラインフォーメーションとは線型の天井や大底を形成するパターンです。

ライントップ

株価の大底では、同様に何回も底割れしそうになりますが、底値ラインを割り込まずにやがて上昇に転じます。振り返ってみれば、何回も挑戦した底値を結ぶと水平のラインとります。

上図はラインボトムフォーメーションです。チャートはプラットホームの存在を除いたソーサーボトムのチャートに似ています。もっとも、ラインとソーサーフォーメーションの出現は株価の人気、つまり、売買高の増減によって銘柄に偏りがあると言えます。

ソーサーボトムが形成される銘柄は比較的主力銘柄に多く見られる傾向があります。一方、ラインボトムは、「天井3日、底100日」の相場格言をなぞるように人気離散の長い底値形成で、相場のエネルギーが出尽くした銘柄によく見られます。

また、企業の存亡にかかわるような水準まで下落した株価や超低位材料株などの底入れ時期に見られるのも特徴となります。このような銘柄が底入れから反騰に転じた場合、プラットホームのような小休止場面が見分けにくく、途中から新規の投資判断を下しづらいという難点もあり。したがって、トレンドの転換を判別する方法は出来高の変化率や移動平均線との乖離率など、投資判断ツールを増やして考える必要があります。

ラインボトム

上図はライントップのチャートです。何回も上値を試すものの抜け切らずにやがて下降に転じます。結果として複数の高値を結んだラインが水平の抵抗ラインとなります。ラインボトムに比べると発生頻度が極めて少なく、材料株などの株集めなど人為的な買い支えが破綻したケースなどにこのパターンが出現することがあります。

スパイクフォーメーション

スパイクフォーメーションには、スパイクボトム(V時ボトム、尖端底)とスパイクトップ(V字トップ、尖端天井)の2つがあります。

スパイクボトム

上図が、スパイクボトムのチャートですが、スパイクボトムはボトム形成時に何らチャート上の特徴や節目が見られず、ほぼ一方通行の動きが展開されます。後で見るとボトムと理解できますが、その局面では判断がつきません。したがって下記の6つの予想を確認する必要があります。

①過去のトレンドで同じようなボトム形成パターンはなかったか

②大底判定に欠かせない波動の分析で下げの最終局面か

③総弱気に突入する場合に出現する「窓=ギャップ」ができていないか

④大底圏での特徴に見られる、出来高の急増「セリングクライマックス」が起こっているか

⑤ストキャスティクスやRSIなどオシレーター指標とのコンバージェンス(収束)が起きていないか

⑥ローソク足で典型的な底入れ線が出ているか

実際このようなボトム形成パターンは、以前に大相場を形成した株価が暴落して最終局面を迎えた時に起こりやすいとされています。

スパイクトップ

上図はスパイクトップのチャートです。スパイクトップは、一方的かつ急激な株価の上昇で大きな移動平均線との乖離が生じ、市場の予測を遥かに上回る上昇トレンドが形成されます。いわゆる「買いが買を呼ぶ」といわれる展開です。しかし、ある日突然、何かのきっかけで急落します。

それも中途半端な下げではなく、上昇過程での節目を次々と割れ込み、窓(ギャップ)を伴いながら大幅な下げ幅となります。時折、反発も見せますが極めて弱く、すぐさま下げに転じます。

下落局面では、出来高は急増する特徴があります。もちろん、こうしたピークは事後的にしか判断することができません。したがって、ピークの事前に現れる各種チャートの警戒シグナルに耳を傾ける必要が出てきます。

コンティニュエーションフォーメーション

コンティニュエーションフォーメーションとは保ち合いの型であり、比較的長い期間で形成される『トライアングル』、『ブロードニング』、『ダイヤモンド』などのフォーメーションと、比較的短い期間を捉える『フラッグ』、『ペナント』、『ウェッジ』などのフォーメーションがあります。

コンティニュエーションフォーメーション特徴は相場の中段に現れることです。したがって、トレンドの重要な反転を示すものではなく、一時的な休止状態を形成した後、次の動きに至る波動の構成を分析するものとなります。

トライアングルフォーメーション

コンティニュエーションフォーメーションの中で、最も重要度が高いのはトライアングルフォーメーションになります。トライアングルフォーメーションとは「三角保ち合い」のことであり、2つの山を結んだラインと2つの谷を結んだラインのそれぞれの延長がトライアングル(三角形)を形成する形です。

このフォーメーションの重要なポイントは、下記の3点。

①リバース(反転)ポイントが最低4つで通常は6つ必要。

 

②トライアングルは2本の線が交差すると見られる点までに完成する。

 

③出来高はフォーメーション形成中は減少傾向をたどり、完成後に再び増加する。

トライアングルは①上値が一定で下値が切り上がるアセンディングトライアングル(上昇)、②下値が一定で上値が切り下がるディセンディングトライアングル(下降)、③下値が切り上がる一方、上値も切り下がるシンメトリカルトライアングルと、大きく分けて3つに分類されます。

アセンディングトライアングル(上昇三角形型)

アセンディングトライアングルは強気のフォーメーションといわれ、上昇のトレンドの一時休止状態の時に表れる型です。上値の屈折点である2と4を結んだ水平ラインと、下値の屈折点1と3を結んだ下値のサポートラインは、それぞれのラインを延長するとトライアングル(三角形)を形成します。

これは、売り勢力は一定でも、下値が徐々に切り上がる様子で買い方の勢力が次第に強くなってきていることを示しています。最後のリバース(反転)ポイント5は、必ずしもサポートラインに到達せずに反転する場合も多く、保ち合い抜けは2,4を結ぶ上値抵抗線をブレイクアップ(突破)するところになります。

ディセンディングトライアングル(下降三角形型)

ディセンディングトライアングルは、弱気のフォーメーションとされており継続してきた下降トレンドの一時休止にあらわれます。2,4を結ぶ下値支持線は水平である一方、上値の屈折点の1と3を結ぶラインは右肩下がりの上値抵抗線となるのがこの型の特徴です。

買い方の勢力は一定ですが、次第に売り方の勢力が増して上値を切り下げる形になります。最後のリバース(反転)ポイント5で上値の動きが確認されると出来高の増加を伴って2,4を結ぶ下値支持線を一気に下回り、再び下降トレンドが開始されるパターンです。

シンメトリカルトライアングル(対称三角形型)

シンメトリカルトライアングルは、売り方の勢力と買い方の勢力バランスが拮抗している様子を示しており、2,4を結ぶ上値抵抗線と、1,3を結ぶ下値支持線がちょうど対称三角形型を横向きにした形になります。

売り買いの両勢力のどちらが勝つか、その判断は難しいものの保ち合い後の動きはこの一時休止状態が起こる前のトレンドが今後のゆくえを左右することとなり、上昇トレンドの途中に形成したならば、引き続き上昇トレンドが続くと考えられる。逆に、その反対ならば下降トレンド継続と考えられる。

トランアングルフォーメーションは、これら以外にも実に多様なフォーメーションを形成します。こうした中、重要なポイントはトライアングルを作る前の進行方向が、トライアングル後の進行方向を決定することです。

トライアングルの派生フォーメーション

トライアングルの派生として、ブロードニングとダイヤモンドの2つフォーメーションがあります。しかし、両方とも上昇・下降トレンドの中間に現れる保ち合いのフォーメーションではなく、ブロードニングは逆三角形、ダイヤモンドは2つの三角形を合わせた形状となっていることから、トライアングルの派生フォーメーションとして位置付けられています。

ブロードニングフォーメーション

ブロードニングフォーメーションは、株価の乱高下が拡大していき、価格の変動幅が大きくなることで逆三角形を形成していきます。出来高はトライアングルの低減傾向と異なり、時間の経過とともに増加傾向となります。このフォーメーションは天井圏で現れることが多く、一般的に弱気パターンとして認知されています。

ダイヤモンドフォーメーション

ダイヤモンドフォーメーションはダイヤモンドのような菱形を形成します。フォーメーションの途中までは、ブロードニングフォーメーションと同じですが、後半に差し掛かるピークの屈折ポイントを境にフォーメーションがシンメトリカルトライアングルに類似した形状に変化していきます。このフォーメーションも天井パターンとして捉えられています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください