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偽りの割安株を見破れ!注意したい3つのポイント

銘柄を選ぶ理由として『業績の良い銘柄だから』ということだけでは不完全です。買う銘柄が“割安かどうか”を判断する必要があります。株価が割高か割安かを判断する方法には様々な指標がありますが、実用性が高いものは『PER』になります。

PER(株価収益率)の計算式は「時価総額÷純利益」あるいは「株価÷1株あたり純利益(EPS)」となります。PERは会社の株価と獲得した利益の関係がわかる指標であり、PERが低いほど、稼いだ利益に対して株価が低い(割安)ということになります。リーマンショックなどの暴落時期には参考になりませんが、おおむねどの時期でも割安度の参考となる指標です。

かと言って、PERが低ければなんでも良いということではありません。なぜなら、、特殊要因等でPERが低くなっている銘柄が多数存在するからです。そのような特殊要因で低PERになっていても、実際はそうではない銘柄を見極めて避けなければなりません。

それを判断するには『四季報』をチェックしましょう。証券会社のトレードツールで提供されている四季報を見れば大丈夫です。具体的には、以下の項目に該当する銘柄は、もし、低PER銘柄であっても投資対象とするのは避けたほうが良いでしょう。

1株当たり純利益が1年だけ高くて前後の年は低い銘柄

1株当たり純利益(EPS)が特定の1年だけ高く、その結果としてその年のPERが低くなっているような会社は、本来の意味での割安銘柄とは言えません。EPSは1株でどのくらい利益を稼いだかを見る指標です。EPSは「純利益÷発行済み株式数」で算出します。

特定の1年だけEPSが高くなるパターンとしてよく見られるのは、M&A等によって負の暖簾(のれん)がついた、資産を売却したことで特別利益を得たというケースがありますが、いずれにしても本業で得た利益ではないため、会社の実力でPERが低くなっているわけではありません。

まれに、不動産会社等で大型物件の販売により収益を得ているケースがあります。これは営業利益も上がっているため、保温業での利益と見ていいのですが、毎年続かないような利益の場合はその会社の本来の実力とは言えません。

いずれにしても、特定の年だけ1株当たり純利益が高い会社は割安とは言えないため、翌年の特別利益がなくなった予想1株当たり純利益で計算したPERが、本来の実力と判断したほうがいいでしょう。

営業利益に比べて経常利益が極端に高い銘柄

営業利益とは、その会社が本業で稼いだ利益のことです。そこに、受取配当や支払利息などの財務活動による損益が計上されて経常利益になります。支払利息が多すぎるため経常利益がなくなってしまうような銘柄も心配ですが、逆に営業利益よりも経常利益のほうがはるかに多い銘柄のほうが問題です。

おおむね経常利益が営業利益の2倍近くか、それ以上あるような銘柄は、本業とは関係ない受取子息・配当・投資による利益など、いわゆる財テクで稼いでいる会社ということです。証券や金融などの株式等の自己売買が大きな収入源となる業種なら別ですが、金融に全然関係ない業種であれば財テクで儲かっているから割安になっているわけで、割安銘柄とは言えません。

よって、営業利益に比べて経常利益が極端に高くなっている銘柄は、営業利益の6割程度を純利益として計算しなおして、その純利益で割安かどうかを判断すべきでしょう。

経常利益と純利益がほぼ同じ銘柄

純利益は、経常利益から法人税等を差し引いた額になります。にもかかわらず、経常利益と純利益がほぼ同じ額であるということは、その会社はほとんど税金を払っていないということになります。

過去に赤字を出している会社の場合、7年間は利益と相殺することができるため、過去に赤字を出していた会社に多いパターンです。しかし、このような会社の場合、本来払うべき法人税を払わずに出した利益ですから、当然、同じ条件の普通の会社より利益が多く残ります。

そして、業績が横ばいの場合、累積赤字がなくなると、その後は普通に法人税を支払うようになります。すると、業績が横ばいであっても純利益が一気に下がるためPERが跳ね上がります。なので、このような会社については、純利益を経常利益の6割に計算しなおして判断したほうが良いでしょう。

まとめ

これらの偽りの割安株は『四季報』を見るだけで見分けることができますので、実態に即したPERを計算しなおして割安かどうかをしっかり判断するようにしてください。なおこの先、法人税率の変化により、利益を6割にして計算していたもものが変わるかもしれませんが、基本的な考え方は同じです。

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